メルマガ会員様 こんにちは 地酒みゆきや 店長的場です。
さてめっきり寒さが肌に伝わってきます。
秋から冬にかけて美味しい旬のものがたくさん出回ってきます。そんな時、美味しさをさらに高めるお酒って・・・どんなお酒なの???
お酒のタイプには、無茶大きく分けて二通りのタイプがあります。
ひとつは、香りあでやかで自己主張のある芳醇な旨口のタイプ・・・このようなお酒は、お酒自身からあなたに自己主張をしてくれる積極タイプのお酒ゆえに香りで楽しめ、口に含んだだけで良さが伝わります。
かたや
香りも穏やかで口に含んでも自己主張がなかったり、お酒だけ味わうと違和感や個性を感じたり、消極過ぎてインパクトがなかったりとするタイプ。
◎普段の食生活の中での料理を食べられる時のことを思い出して下さい。
◆お造りを醤油だけで食べられるのとワサビがあるのとどちらが美味しいと感じられますか。
◆若鶏の唐揚げをそのまま食べられるのとレモンを搾って食べられるのとどちらが美味しいと感じられますか。
◆カツオのたたきをポン酢だけで食べられるのとネギや生姜、にんにくなどの薬味をそえて食べられるのとどちらが美味しいと感じられますか。
◆焼き魚をそのまま食べられるのとカボスや柚子を搾ったり大根おろしそえて食べられるのとどちらが美味しいと感じられますか。
多くの方は、薬味があった方が“美味しい”と感じているはずです。けれど薬味そのものを口にすると“辛い”“苦い”“臭い”“渋い”などという類さない個性を感じますよね。
それが不思議と料理と重ね合わせた時、より一層料理を引き立て“料理が美味しくなったり最後まで飽きずに食べること”ができたりします。
けれど多くの方は、その薬味の偉大さよりも、メインとなる料理に趣がいってしまい“今日の××はとても美味しかった!!”と口にしてしまっていることでしよう。
後者のようなお酒は、薬味のようにお酒だけに趣をおいてしまうと違和感を感じたり、良さを感じなかったり、おとなしすぎでものたりなかったりするものと思いますが、実は影の立役者としての力量を発揮しているのです。
そんなタイプのお酒の良さを理解すると、もっとアルコールライフは数段楽しくなります。
≪そんな秋から冬の味覚を引き立てる美味しくなってきたお酒のご紹介です。≫
高精米らしく透明感がありすっきりしたの中にも米の旨さがあり若さも感じられますが火入れの穏やかさと優しいコクはさすが黒牛といいたいところです。
≪蔵の隠し酒のご紹介です。≫
蔵の隠し酒・・・以外にもどの蔵においても、本当に少量ながらとっておきの隠し酒は持っているものです。そこで今回は、ご縁のある蔵元さんに無理を申しあげて、蔵の冷蔵庫に密かに貯蔵されている隠し酒を“試飲させてほしい”ということでお邪魔したり、展示会で少量ながら隠し酒が限定で出荷されるという情報を集めて試飲させて頂き、隠し酒としての価値あるものだけを仕入れて参りました。
長野・木曽路・七笑酒造の隠し酒です。一部の上お得意さんにはご案内しているみたいです。当然、隠し酒ということで少量限定酒。口にした時に美山錦の米の旨みの塊が口いっぱいに広がり“うぉー”といいたくなるくらい旨い・・・けれど、以外にくどさはなく・・・いいじゃん!!コストパフォーマンスも酒質を考えればいいじゃん!!七笑酒造かぁーなんか今まで飲んだ七笑酒造のお酒とは違うよなぁ・・・ってことで気にいっちゃいました。
◆21BY純米無濾過生原酒720ml
http://www.umai-sakeya.com/SHOP/nanawarai-001.html
岐阜・下呂温泉・天領酒造の隠し酒です。全国でもこのお酒を出荷しているのは10店舗程度みたいです。当然、量が少ないゆえに一般販売しない蔵の秘蔵酒です。天領酒造といえば飛騨ほまれと辛口酒・・・米の旨みをいかしながらも切れる酒。飛騨ほまれらしい米の旨みをくどさのない程度に感じながらも切れの良さをアピール。たしかに飛騨牛や奥飛騨の地鶏料理と良く合いそうな酒質です。肉系の料理を目の前に週末長丁場で腰を据えて飲みたいお酒ですね。
≪新酒のお便りもちらほらと・・・・≫
余談ですが、蔵が隠し持っていた幻舞吟醸無濾過生原酒斗瓶囲いも入荷しています。
美山錦の米の旨みが約7カ月の熟成によりまったりと感じられます。
≪新生高垣酒造新酒流霞無濾過生原酒予約受付開始・・・応援、お願いいたします!!≫
8/9龍神丸生みの親で高垣酒造八代目杜氏でした故高垣淳一杜氏は、突然、お亡くなりになりました。。
先代七代目杜氏であられた高垣嘉宏氏(故高垣淳一さんのお父様)は、大手蔵元修行を終えた淳一さんが蔵を後継されのちに現役を引退されていました。今期は、先代七代目杜氏であられる高垣嘉宏杜氏が復帰され、故高垣淳一さんの奥様と二人力あわせて、少量ながらもお酒造りをいたします。とのことです。
高垣嘉宏杜氏は、70代半ばという高齢ですが、まだまだ背筋もピンとされ体格もよく、張りのある声といい元気そのものです。また今回、故高垣淳一さんの奥様も蔵人としてスタートを切ることとなりました。
そんな記念する第一弾が流霞無濾過生原酒です。流霞無濾過生原酒は、もともと七代目杜氏であられた高垣嘉宏氏の時代に、業界初のしぼりたて無濾過生原酒です。本家本元が醸された新酒を是非お楽しみください。
本当に幻となってしまった龍神丸・・・・まずは店頭にて飲みくらべセットとして販売しています。
また、その際に
◆“美味しさはひとつだけではない”
◆“冷して飲むばかりが美味しいわけじゃない”
◆“お酒には、それぞれに適熟域もある”
をお確かめ頂くために試飲をして頂けますようお願いいたします。試飲をして頂けない場合販売をお断りする場合がございます。きっと、その試飲の意味はお帰り頂く時にご理解頂けるものと思います。(所要時間30分程度)
ご来店の際は、飲酒運転にならないようお願いいたします。また龍神丸大吟醸中取りから吟醸・純米も試飲して頂いています。龍神丸お求めをお急ぎの方は、まず店頭にお越しください。